本記事の概要
この記事は、開発の中でAIエージェントに教えてきた私の判断の記録を、チャットAIに参照させる設計の記録です。このサイトには、私の公開記事と公開資料を根拠に、私の語り口で答えるチャットAIがあります。一方で私の判断の基準は、エージェントが作業の前に読み込む運用ルールの文書と、コミットの本文に残っています。チャットAIは2026年9月24日の時点で、この記録を1件も検索で参照できません。
私たちは、開発の記録を要約して判断の型を抜き出したカード(以下、要約カード)を新しく作る案を見送りました。代わりに、既にある2種類の記録を、検索できる形でつなぐ設計にしました。1種類目は、改定のたびに本文を現在形へ書き直す運用ルールの文書です。2種類目は、過去を書き換えないコミットの本文と、検査や実測の結果を1行ずつ追記する運用ログです。記録の量は、約11週間でマージを除くコミットが1,521件、その本文が約344万字でした。
記憶を更新して統合し続ける方式については、論文の第2版が2026年8月29日に公開されています。第2版によると、最新世代のモデル4つのすべてで、課題の成績は頂点に達した後に下がりました。私たちが要約カードを見送ったのは2026年7月で、第2版はその後に公開されました。
私たちは、答え方のルールを公開の資料にしてチャットAIが引用できるようにする改修まで、本番へ反映しました。判断の記録そのものを検索させる改修は未着手で、効果を測る5つの軸の評価もまだ実行していません。この記事は、完成した仕組みの報告ではなく、設計の判断と一部の実装の記録です。
記事から得られること
自分の開発の記録を、AIチャットの知識に加えたいと考えている方に向けて、次の3つを説明します。
- 要約の仕組みを新しく作る前に、既にある記録を数え直す手順が分かります。記録を、現在形で書き直す文書と追記だけの記録に分け、性質ごとに扱いを変える理由も説明します
- 常駐させる指示、目次から読み込む文書の本文、日付つきで検索する記録、の3段階で文脈の量を抑える構成が分かります。記述が食い違ったときの優先順位の規則も、そのまま使える形で示します
- AIが私の判断を再現できたかを、過去の決定を伏せて当てさせる形で測る評価の設計が分かります
どれも、実装と測定を終えた成果ではなく、設計と一部の実装の記録として説明します。
この記事は、設計の途中の記録です。根拠は、このサイトの開発と運用の一次記録と、2026年9月24日に原文を確認した公開の研究です。本文で触れる外部の資料と製品の記述は、公開資料に基づいて私が書いたもので、各提供元の見解ではありません。
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